よくある質問

iHeartについて

iHeart とは何ですか?

iHeart は指の脈波を測定するデバイスです。

 

iHeartシステムは、個人に特有の脈波波形を用いて生理機能的な年齢を求め、健康増進に役立てるためのツールです。指先にクリップしたiHeartデバイスから測定データをBluetoothでiPhone やiPadに転送し、専用アプリで解析した結果を表示します。

 

iHeartデバイスは脈拍と血液中の酸素レベルをリアルタイムに測定します。血液中を運ばれる酸素の量は呼吸機能の効率の指標となります。iHeartによって測定された結果はフィットネスや教育のためにご使用ください。

 

 

iHeart システムは、どの位正確ですか?

一般に普及しているPWV検査は頸動脈と大腿動脈、または両腕の上腕と両脚首で脈波波形を測定し、測定点の距離と時間のずれを基に求められます。PWVは年齢との相関が認められており、PWVで求められた数値を実年齢と比較することで動脈硬化の指標としています。iHeartは独自のアルゴリズムによってPWVを計算していますが、iHeartによる計算結果は標準的なPWV検査の結果と比較してその正確性が実証されています。

 

参照:標準的なPWV検査に関して

iHeartを医師による定期診断の代わりにできますか?

iHeartは個人の健康や健康増進に役立てることを目的にしていますので、医療機関による定期検診とあわせて使用するのがベストです。

デバイス・アプリについて

iHeart アプリとは何ですか?

iHeartアプリはiHeartデバイスが測定したデータを解析して脈波を表示し、血管年齢を計算しています。そして、過去から現在までの測定データに基づいて、血管年齢が増加しているのか若返っているのかを知ることができます。血管年齢の変化とその時々の自分の行動の記録を照らし合わせて、ライフスタイルをどう変えればよいのかを判断するために役立ててください。

 

iHeartアプリはBluetooth4.0をサポートするiPad3(以降のバージョン)とiPhone 4S(以降のバージョン)で動作します。

 

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iHeartはiOSとAndroid両方使えますか?

iHeart はiPhone、iPad に対応しています。(最新のiOSに対応していない場合使用できない可能性があります)

Androidは5.0以降のスマートフォン、タブレット対応しています。

iHeartデバイスの表示が逆さなのは何故ですか?

左右どちらの手を使っても読み取れるようにするためです。

白いボタンを押すと画面の上下が入れ替わります。

使用方法について

どの指を使ったら良いのでしょうか?

人差し指または中指です。

どの位の頻度で測定すると良いですか?

いつでも好きな時に測定することができます。しかし、最も望ましいのは毎日同じ時間に測定することです。

 

注意:運動の後は血管年齢が大きく低下します。運動によって血圧が下がり、脈波伝搬速度を遅らせ、血管年齢を低下させるのです。これは健康のためには良いことです。しかし、生活全般を健康的なものに変えていくためには、長い時間をかけて血管年齢を記録し、体内の健康と行動とを照らし合わせることが重要です。

正しい測定結果を得るにはどうすれば良いですか?

・測定の前に1~2分、リラックスして身体を落ち着かせましょう。
・リラックスして落ち着いた状態のまま30秒間測定してください。
・測定中は話したり動いたりしないでください。
・人差し指か中指をiHeartデバイスの奥まで十分に入れてください。
・測定する指は冷やしたり濡らしたりしないでください。
・測定中は手を水平な状態に保ってください。机や太ももの上などに手を置くと良いでしょう。

測定するたびに結果が変わるのは何故ですか?

血管年齢はさまざまな要因に影響を受けて変動します。毎日同じ時間に測定するよう心がけてください。測定する際はリラックスして座り、手を動かさないようにすることが大切です。

 

測定結果へ影響を与える要因

  • 測定中に体や手が動いてしまうと測定データが不安定となります。もしも測定中の波形に突出したスパイクノイズがみられる場合は測定を中止してください。
  • 食事をしたり飲み物を飲んだりすることが測定に影響を与えることがあります。朝、起床して朝食を摂る前の測定をお勧めします。
  • カフェイン – コーヒーやカフェインを含む飲み物はiHeartの測定結果に悪影響を及ぼします。安定した測定結果を得るために、測定前にコーヒーやカフェインを含む飲み物は摂らないよう注意してください。
  • 不整脈 – iHeartでの測定中は画面上に一定間隔で脈波が現れます。通常、脈波は等間隔で現れますが、不整脈があると間隔が乱れます。脈波の乱れが15秒に1回程度であれば問題はないと思われますが、もしも脈波の乱れが数秒ごとに現れるような場合は、測定を中止してすぐに医療機関を受診しましょう。

⾎管年齢について

血管年齢とは何ですか?

血管年齢は、iHeartデバイスによる測定データを基に大動脈の柔軟度を計算し、さまざまな年代から収集された大動脈の柔軟度のデータベースと比較して求められます。

 

最初に、あるいは1回だけ測定された血管年齢は一時的な健康状態を記録したものにすぎません。このデータは、あなたがより健康になるために始めるトレーニングやライフスタイルを選択するためのスタート地点なのです。なぜなら、ちょっとしたストレスでも血圧は上下し、血管年齢にも変化をもたらします。ですから、あなたはもっと長い期間データを集め、その変化に着目するべきでしょう。あなたの血管年齢を改善するために、あなた自身がとるべき行動の持続的な効果を、iHeartのウェブサイトで定期的にチェックしてください。

動脈硬化を何故気にする必要があるのでしょう?

年齢、運動不足、不健康な生活から動脈硬化となります。これらの生活を続ければ続けるほど、動脈硬化は進んでいきます。

 

iHeart システムで測定された動脈の硬さは過去の生活によってどの程度動脈が硬くなっているのか、実年齢と比べてどうなっているのかの指標として見ることができます。

 

動脈硬化の追跡はトレーニングの有効性やライフスタイルの変化を判断するのに役立ちます。時間をかけて血管年齢を低くすることは動脈硬化が改善し、若返っていることを意味しています。

私の血管年齢はなぜ頻繁に変動するの?

人間のからだはとても繊細です。エクササイズの前後、食事の前後やストレス、喜びや悲しみでも大きく変動します。これは血圧や心拍数などと同様、ごく当たり前のことなのです。

 

あなたの行動やふるまいがあなたの内なる健康にどんな影響を与えるのか、それを知る鍵がiHeartのウェブサイトにあります。ここに記録されたあなたの血管年齢の変化は、その時々のあなたの行動そのものです。血管年齢の変化を追うことによって、健康的な食事の大切さや、活動的になることの楽しさ、ストレスをどのように乗り切るか、そして人生をエンジョイすることの素晴らしさに気づくことでしょう。

血管年齢の数値を良くするために、どのようなことをすれば良いですか?

以下の点を心がけると良いでしょう
 

・継続して行う適度な運動
・毎日を笑って過ごすこと
・健康的な食品を選んで食べること。特にオメガ3脂肪酸を含む食品を多く食べるように心がけましょう
・禁煙
・水やお茶で十分な水分補給をすること
・静かにリラックスすること
・瞑想などで心を平穏にすること
・社会とのかかわりを保つこと

血管年齢に悪影響を与えるものはありますか?

以下の点に気をつけてください。
 

・運動不足
・笑いの少ない人生
・健康に悪い食品、加工食品の摂りすぎ、精製された小麦粉や砂糖、脂肪の多い食品とアルコールの摂りすぎ
・喫煙
・水分不足
・長期のストレス状態
・希薄な人間関係

血管年齢/動脈硬化はどう計算されるのでしょうか?

iHeart システムが脈波を記録し、iHeart appに転送します。iHeart appは脈波伝搬速度を計算する為にデータを解析します。脈波伝搬速度は一拍ごとの心拍によって大動脈から腹部大動脈底部への血流と腹部からの反射波を反映しています。硬い動脈では脈は速くなります。計算された脈波伝搬速度は、血管年齢を決定するために様々な年齢で得られたデータと比較されます。

 

脈波伝搬速度をもっと知りたい方はこちらを参照ください

脈波伝搬速度と動脈硬化に関してiHeartシステムをサポートする文献は有りますか?

iHeart システムの科学的基礎をサポートする文献です

 

・Aortic pulse wave velocity and reflecting distance estimation from peripheral waveforms in humans: detection of age- and exercise training-related differences READ STUDY
・Prognostic Value of Aortic Pulse Wave Velocity as Index of Arterial Stiffness in the General Population READY STUDY
・Arterial stiffness: a new surrogate end point for cardiovascular disease? READ STUDY
・Wave reflection and arterial stiffness in the prediction of 15-year all-cause and cardiovascular mortalities: a community-based study READ STUDY
・Reflection Magnitude as a Predictor of Mortality READ STUDY
・Vascular Stiffness: Its Measurement and Significance for Epidemiologic and Outcome Studies READ STUDY
・Aortic Pulse Wave Velocity as a Marker of Cardiovascular Risk in Hypertensive Patients READ STUDY
・Prediction of cardiovascular events and all-cause mortality with central haemodynamics: a systematic review and meta-analysis READ STUDY
・The effects of dietary and nutrient interventions on arterial stiffness: a systematic review READ STUDY
・Protective effect of chronic garlic intake on elastic properties of aorta in the elderly READ STUDY
・Chronic coffee consumption has a detrimental effect on aortic stiffness and wave reflections READ STUDY
・Postprandial effect of dietary fat quantity and quality on arterial stiffness and wave reflection: a randomised controlled trial READ STUDY
・Vitamin D Status Is Associated With Arterial Stiffness and Vascular Dysfunction in Healthy Humans READ STUDY